Xiaomi サウンドポケットは、手のひらに収まるコンパクトなBluetoothスピーカーです。約2,000円台で購入できる手頃なモデルですが、実際に使ってみると、価格から想像していた以上にしっかりとした音を楽しめました。
本体は約200gと軽く、小さなバッグにも入れやすいサイズです。ストラップも付いているため、家の中だけでなく、旅行やキャンプなどへ持ち出すスピーカーとしても使いやすくなっています。
Xiaomi サウンドポケットの評価
- 約2,000円台ながら音質は良好
- 約200gと軽く持ち運びやすい
- 最大約10時間の連続再生に対応
- IP67の防塵・防水性能を備える
- 大音量や重低音では上位機種に及ばない
Xiaomi サウンドポケットの主なスペック
| 製品名 | Xiaomi サウンドポケット |
|---|---|
| モデル | MDZ-37-DB |
| 本体サイズ | 90.8×74.4×42.6mm |
| 重量 | 約200g |
| 定格出力 | 5W |
| 再生周波数帯域 | 100Hz~20kHz |
| バッテリー容量 | 1000mAh |
| 再生時間 | 約10時間(音量40%で使用した場合) |
| 充電時間 | 約3時間 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| 通信距離 | 最大約25m |
| 防塵・防水性能 | IP67 |
| ステレオペア | 対応 |
| マイク | 対応 |
出力は5Wと控えめですが、個室やデスク周り、キッチンなどで音楽を聴く用途には十分な音量があります。Bluetooth 5.4に対応しており、スマートフォンとの接続も簡単です。
手のひらサイズで持ち運びやすい
Xiaomi サウンドポケットの大きな魅力は、やはり携帯性です。本体サイズは90.8×74.4×42.6mm、重量は約200g。一般的なスマートフォンよりも軽く、片手で簡単に持てます。
大型のBluetoothスピーカーは音質が良くても、持ち出すのが面倒になりがちです。その点、Xiaomi サウンドポケットならバッグの空いたスペースに入れやすく、旅行や外出時にも負担になりません。
本体にはシリコン製のストラップも付いています。手に持って移動するときだけでなく、フックなどに掛けて使えるのも便利です。
ファブリック素材を使ったカジュアルなデザイン
本体の大部分はファブリック素材で覆われており、安価な製品にありがちなプラスチック感は抑えられています。
今回使用したブルーグレーは、黄色のXiaomiロゴや操作ボタンがアクセントになっています。価格の安いスピーカーですが、見た目に強い安っぽさは感じませんでした。
部屋の机や棚に置いてもスピーカーらしさが強すぎず、インテリアに合わせやすいデザインです。縦置きと横置きの両方に対応するため、設置場所に合わせて向きを変えられます。
操作ボタンが分かりやすい
本体には、電源、Bluetooth、音量、再生・一時停止などの物理ボタンが配置されています。ボタンの色が本体と異なるため見つけやすく、初めて使う場合でも操作方法に迷いにくい印象です。
タッチ式ではなく押し込むタイプなので、屋外や暗い場所でも感覚的に操作できます。Bluetooth接続後は、スマートフォンを取り出さなくても本体側で音量調節や再生操作が可能です。
約2,000円台ながら音質は良好
実際に音楽を再生してみて感じたのは、価格の安さを考えると十分に良い音が出ることです。
コンパクトなスピーカーですが、スマートフォン本体のスピーカーよりも音に厚みがあります。ボーカルや楽器の音も聞き取りやすく、安いスピーカーにありがちな軽すぎる音ではありません。
特に室内で小音量から中音量程度で使う場合は、音楽を気軽に楽しむスピーカーとして十分です。BGMの再生だけでなく、動画視聴、ラジオ、ポッドキャストなどにも使いやすい音だと感じました。
サイズを考えれば低音も出ています。机の上など安定した場所へ置くと、手に持って再生するときよりも低音の存在を感じやすくなります。
一方で、本体サイズと5Wという出力を考えると、大型スピーカーのような重低音や音の広がりまでは期待できません。広い屋外や大人数が集まる場所で大音量を出したい場合は、30W以上の上位モデルが向いています。
それでも「安くて小さいスピーカーが欲しい」「スマートフォンより良い音で気軽に聴きたい」という目的であれば、十分満足できる音質です。
最大約10時間再生できる
バッテリー容量は1000mAhで、音量40%の場合は最大約10時間の連続再生に対応しています。1日数時間程度の使用であれば、頻繁に充電しなくても使えます。
旅行やキャンプなどへ持ち出す場合でも、日中に音楽を楽しむ程度であれば十分なバッテリー性能です。
ただし、再生時間は音量や音源、周囲の温度などによって変化します。大きな音量で再生するとバッテリーの減りも早くなるため、長時間使用する場合は事前にフル充電しておくと安心です。
USB Type-Cで充電できる
充電端子にはUSB Type-Cを採用しています。スマートフォンやイヤホンなどで使用しているUSB Type-Cケーブルを共用しやすく、専用の充電ケーブルを持ち歩く必要がありません。
充電端子はカバーの内側に配置されています。カバーをしっかり閉めることで、水やほこりが端子部分へ入りにくい構造です。
フル充電までの時間は約3時間です。急速充電を重視したモデルではないため、外出直前ではなく、前日の夜などに充電しておくとよいでしょう。
IP67の防塵・防水性能に対応
Xiaomi サウンドポケットはIP67の防塵・防水性能を備えています。キッチンや洗面所、キャンプなど、水しぶきや砂ぼこりが気になる場所でも使いやすい仕様です。
価格の安い小型スピーカーでありながら、防塵・防水性能が用意されているのは大きなメリットです。屋内だけでなく、屋外へ持ち出す機会が多い人にも向いています。
ただし、プロ向けの水中スピーカーではありません。意図的に水へ沈めたり、濡れた状態で充電したりするのは避ける必要があります。
防水性能は使用による摩耗や劣化で低下する可能性もあります。水に濡れた場合は、十分に乾燥させてから充電しましょう。
ハンズフリー通話にも対応
本体にはマイクが内蔵されており、スマートフォンと接続しているときはハンズフリー通話にも利用できます。
作業をしながら通話したいときや、複数人で会話を聞きたいときに便利です。ただし、音楽再生を主な目的とした製品なので、オンライン会議専用のスピーカーフォンほどの通話性能は期待しないほうがよいでしょう。
2台接続すればステレオ再生も可能
同じXiaomi サウンドポケットを2台用意すると、TWSによるステレオペアを構築できます。左右のチャンネルを分けられるため、1台で使用するときよりも音の広がりを感じやすくなります。
2台のスピーカーのBluetoothボタンを長押しすることで、スピーカー同士を接続できます。小型スピーカーでも、設置する場所を左右に分けることで臨場感のある音を楽しめます。
ただし、ステレオペアは同じモデル同士で使用する機能です。異なるXiaomi製スピーカーとのステレオペアには対応していないため注意しましょう。
上位機種との比較
Xiaomi サウンドポケットを、上位モデルのXiaomi サウンドアウトドア、Xiaomi Bluetoothスピーカーと比較しました。
| 項目 | サウンドポケット | サウンドアウトドア | Bluetoothスピーカー |
|---|---|---|---|
| 公式価格 | 2,280円 | 6,080円 | 8,980円 |
| 定格出力 | 5W | 30W | 40W |
| サイズ | 90.8×74.4×42.6mm | 196.6×68×66mm | 202×73×73mm |
| 重量 | 約200g | 約597g | 約660g |
| 最大再生時間 | 約10時間 音量40% |
約12時間 音量50% |
約17時間 音量50%・ライト消灯 |
| Bluetooth | 5.4 | 5.4 | 5.3 |
| 防塵・防水 | IP67 | IP67 | IP67 |
| TWSステレオ | 対応 | 対応 | 対応 |
| 複数台同期 | - | 最大100台 | 最大8台 |
| マイク | 対応 | 対応 | 対応 |
| 主な付加機能 | ハンズフリー通話 | ハンズフリー通話 | NFC、RGBライト、アプリ調整、LHDC 5.0 |
| 向いている用途 | 普段使い・旅行 | キャンプ・屋外 | 音質重視・大人数 |
※価格は2026年8月4日時点のXiaomi公式サイト掲載価格です。販売店やセールによって変動する場合があります。再生時間の測定条件は機種ごとに異なります。
上位機種との違いは音量と低音の迫力
Xiaomi サウンドアウトドアは30W、Xiaomi Bluetoothスピーカーは40Wの出力を備えており、サウンドポケットの5Wとは大きな差があります。
広い部屋や屋外で大きな音を出す場合、上位機種のほうが低音の厚みや音の広がりを感じやすくなります。複数人で音楽を聴く場合や、キャンプ場などで使用する場合も上位機種が有利です。
一方、上位機種の重量は約600~660gです。サウンドポケットの約200gと比べると3倍前後重くなるため、毎日持ち歩く用途ではサウンドポケットが有利です。
音質や最大音量を優先するなら上位機種、価格と携帯性を優先するならサウンドポケットという選び方が分かりやすいでしょう。
サウンドアウトドアがおすすめの人
Xiaomi サウンドアウトドアは、サウンドポケットよりも音量と低音を重視したい人に向いています。
30Wの出力があるため、屋外でも音を広げやすく、キャンプやバーベキューなどにも適しています。約597gとサウンドポケットより重くなりますが、片手で持ち運べる範囲です。
サウンドポケットでは音量が物足りないものの、40Wクラスの大型モデルまでは必要ない人にとって、バランスの良い選択肢です。
Xiaomi Bluetoothスピーカーがおすすめの人
Xiaomi Bluetoothスピーカーは、音質や機能を重視する人に向いています。40Wの出力に加え、高音域用スピーカー、中低音域用スピーカー、パッシブラジエーターを組み合わせた5ユニット構成です。
NFC接続やRGBアンビエントライトにも対応しており、Mi Home/Xiaomi Homeアプリからライトやサウンド効果を調整できます。
約660gと重く、価格もサウンドポケットより高くなりますが、室内でも屋外でも迫力のある音を楽しみたい人には上位モデルが適しています。
Xiaomi サウンドポケットの良かったところ
- 約2,000円台とは思えない良好な音質
- 約200gと軽く、バッグへ入れやすい
- ストラップ付きで持ち運びやすい
- 最大約10時間再生できる
- IP67の防塵・防水性能を備えている
- USB Type-Cで充電できる
- 物理ボタンで操作しやすい
- 2台使ったステレオ再生に対応している
気になったところ
- 広い場所では5Wの出力が物足りなく感じる場合がある
- 重低音の迫力は上位機種に及ばない
- 1台だけでは音の広がりに限界がある
- フル充電まで約3時間かかる
- アプリによる細かな音質調整には対応していない
どのような人におすすめか
Xiaomi サウンドポケットは、次のような人におすすめです。
- できるだけ安いBluetoothスピーカーを探している人
- 小さくて持ち運びやすい製品が欲しい人
- スマートフォンより良い音で音楽を聴きたい人
- 旅行やキャンプへ気軽に持って行きたい人
- キッチンなど水しぶきが気になる場所で使いたい人
- 複雑な設定をせず簡単に使いたい人
反対に、広い屋外で大音量を出したい人や、重低音を重視する人には、Xiaomi サウンドアウトドアやXiaomi Bluetoothスピーカーのほうが適しています。
まとめ
Xiaomi サウンドポケットは、約2,000円台という安さと、約200gの携帯性が大きな魅力のBluetoothスピーカーです。
小型モデルなので上位機種ほどの音量や重低音は出ませんが、価格を考えれば音は十分に良く、普段使いでは満足できる仕上がりでした。
小さいため部屋から部屋へ簡単に移動でき、旅行や外出時にも気軽に持ち出せます。IP67の防塵・防水性能や最大約10時間のバッテリーも備えており、安いだけでなく実用性もしっかりしています。
「高価なスピーカーまでは必要ないが、スマートフォンより良い音で音楽を楽しみたい」という人におすすめできる、コストパフォーマンスの高い製品です。
